「エイリアン:ロムルス」レビュー(ネタバレあり)

映画

どうも、こんにちは。

今更ですが「エイリアン:ロムルス」観ました。

エイリアン1作目からコヴェナント、VSプレデターシリーズまでエイリアン映画はほぼ全て観てきた私が、今回のエイリアンロムルスについて語りたいと思います。

ちなみに盛大にネタバレありですので、

「ネタバレなんてダメよ!不潔だわ!」

という方は読まないでくだせぇ。

「エイリアン:ロムルス」ってどんな映画?

2024年9月公開の映画で、監督は「ドント・ブリーズ」で一躍脚光を浴びたフェデ・アルバレス。
そして制作はあのリドリー・スコット。

ヒャッハー!!

時系列的には、初代エイリアンとエイリアン2の間で、初代エイリアンから20年後。

冒頭は初代で爆破したノストロモ号の残骸の中から、繭みたいな物体をウェイランド・ユタニ社が回収するシーンから始まります。

ストーリー

登場人物

・レイン:本作の主人公。20歳の女子。リプリーみたいな戦闘民族ではない。
・アンディ:旧型アンドロイド。レインの弟として生活している。ダジャレ好き。
・タイラー:レインの元カレ。フツメン。
・ケイ:タイラーの妹。行きずりの男との子供を身籠っている。兄貴にはナイショ。
・ビヨン:タイラーのいとこ。アンドロイド嫌いでアンディへの風当たりが強い。
・ナヴァロ:メカニック系坊主頭女子。ビヨンの妹分。妹属性はない。
・ルーク:初代エイリアンのアッシュと同型アンドロイド。ていうか顔もアッシュじゃん。上半身だけになってる。それビショップじゃん。

登場人物はこんなとこですね。

物語導入

時は西暦2142年。

レインは「日照時間ゼロ」「極寒」というブラックなジャクソン星でウェイランド・ユタニ社所有の鉱山でブラックな労働に従事していました。
さすがユタニ社、のっけから安定の超絶ブラックっぷりです。
もう真っ黒。

レインはアンディという名の「弟」であるポンコツアンドロイドと、この劣悪な環境で生活をしています。

もっと良い環境の惑星「ユヴァーガ」へ移住したいと希望しますが、やはり例のブラック企業に阻まれてうまくいきません。

そんなある日、レインの元カレのタイラーとゆかいな仲間たちから、

「なんか軌道上にユタニ社の宇宙船みたいのが漂流しとるから、コールドスリープ装置パクッてユヴァーガに逃げたろ」

という脱走計画を聞かされます。

そしてそのためには、ユタニ社のセキュリティを解除できるアンディが必要なのでトゥギャザーしようぜ、と。
レインはその計画に戸惑いつつも、夢も希望もない現実を前に同行を決意。

かくして一行は、自前?の宇宙貨物船に乗って宇宙へと旅立つのでした…。

出発時、なんかめっちゃ目立ってると思うんやけど、バレないの?大丈夫?

ロムルス潜入

そして一行は無事に宇宙ステーション「ロムルス」へたどり着きますが、なんとロムルスは36時間後にジャクソン星の周囲を囲う小惑星帯の環(土星の環みたいなやつね)に衝突することがわかります。

「まだ慌てるような時間じゃない」

と、スリープ装置を回収しにロムルスに潜入するわけですが。

当然のことながら、そこはヤツらの巣窟なわけですね。

一行は、気付かされます。

「ヤバいよ、ヤバいよ」

と。

でも時すでに遅し。

ヤツらの魔の手がすぐそこまで迫っているのでした。

そして、毎度シリーズのカギを握るアンドロイドも登場します。
嫌な予感しかしないけど。。

迫り来る恐怖

この手の映画はお約束ですが、基本的に序盤はやられっぱなしですよ。
ピンチに続くピンチ。

大量のフェイスハガーに追いかけ回されたり、
がっつり寄生されたり、
チェストバスターがぶち破って出てきたり、
強酸血液に溶かされたり。

まさに様式美。

1人、また1人と、成す術なくやられていく一行。
このやられっぷりも、エイリアンシリーズの魅力の1つですね。

「もうダメだぁ…、おしまいだぁ…」

そして、研究施設で作られた「エイリアンのDNAから作られた怪しい薬」が登場。
これを打てばたちまちエイリアン並みの生命力で元気ハツラツ、オロナ〇ンC!

アンドロイドの(というかユタニ社の)悪だくみも明らかになります。

お主も悪よのう。フェフェフェ

エイリアンとの戦い

負傷したケイを先に自分たちの船へ戻るよう促した後、アンディのしょうもないダジャレからピンときたレインたちが反撃開始。

「俺のターン!」

と、レインさん頑張ります。

パルスライフルを手に、迫りくるエイリアン達とリプリーばりに激闘を繰り広げます。
やればできる子だったのね。

重力ON/OFFギミックを利用して大量のエイリアンを倒しながら、さらに強酸の雨をかわしていくシーンはなかなか緊張感があってよいです。

エレベーターシャフトでの戦闘も、アンディと連携してなんとかエイリアンズを倒します。
もうポンコツアンドロイドなんて言わせないんだからねっ!

ラスト

そしてレインとアンディは命からがら自分たちの船に帰還します。

「これでもう安心やで」

…とはいかないですよねぇ、もちろん。

コールドスリープしようとした途端、お約束のラスボス登場です。

負傷の痛みに耐え切れずエイリアンDNA薬を自身に注入していたケイから生まれてきたアイツ。
人間とエイリアンのDNAが交じった、ハイブリッドなエイリアン人間の誕生です。

そいつは急激に成長し、船内で大暴れ。
レインは再び戦闘を余儀なくされます。

ラストバトルも、過去作を彷彿とさせるシーンがいろいろあって見ごたえがありますよ。

最終的に何とかこれも宇宙空間へと撃退して、レインとアンディはユヴァーガに向かうのでした…

作品の見どころ

本作は、過去作をオマージュしたシーンが、そこかしこに散りばめられてます。

ルークが初代のアンドロイド・アッシュ役の俳優ダニエル・ベッツ(故人)をCGで再現してたり
過去作と同じセリフ回しがあったり
ゼノモーフに顔面を近づけられて顔をそむけるリプリーと同じシーンがあったり…

僕も普通に見逃してて、他のレビューサイトを見たりして気付いたことも多いです。
シリーズファンの皆さんもぜひ探してみてください。

個人的には、フェイスハガーが音とか温度の変化に反応して襲ってくる設定とか面白かったです。

あとエイリアンの「繭」って初要素かな?
今更だけど見た目が卑猥なのよ。

そして敵はエイリアンだけじゃないっていうね。

むしろ黒幕のウェイランド・ユタニ社の方がヤバい存在であることが改めてわかりますね。
やっぱり一番怖いのは人間ですよ。

感想

久しぶりのエイリアンということで、けっこう楽しめました。
エイリアン:コヴェナントが微妙だっただけに余計にね。

なんか改めて初代から4までまた観返したくなる良作だと思います。

エイリアンファンじゃなくても楽しめる内容ですし。

まだ観てない人はぜひ!(ネタバレしてるけど)

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